mayurransan2023年4月29日2 分『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦(角川文庫)学問の部屋です。 小説の紹介は初めてです。 友人に同著者の本を薦められて読んだら面白く、本書も続けて読みました。 京都、とくに京都大学とそのへん、が舞台の小説です。先斗町、下鴨神社の納涼古本祭りなども出てきます。 すでに多くのコアなファンを持ち、私があらためて出る幕もありま...
mayurransan2023年4月28日2 分月刊たくさんのふしぎ『一郎くんの写真 日章旗の持ち主をさがして』木原育子(文)沢野ひとし(絵)学問の部屋です。 【月刊たくさんのふしぎ2019年9月号】です。 著者の木原郁子さんは中日新聞の記者です。あるとき、アメリカで「一郎くんへ」と書かれた日章旗が発見されました。その、かつて出征しただろう一郎くんとは誰なのか。...
mayurransan2023年4月26日1 分『とべ!ちいさいプロペラき』小風さち(作)山本忠敬(絵)(福音館書店)学問の部屋です。 山本忠敬さんの描く乗り物の絵には温かみがあって、機械というよりはむしろ人間です。 本書に登場する赤い小さなプロペラ機も、しだいにすばしこい人間の子どものように見えてきます。 ある夜、飛行機の格納庫の中で、ジェット機とプロペラ機が会話し、翌朝ともに空へ飛び立...
mayurransan2023年4月26日1 分月刊たくさんのふしぎ『馬と生きる』澄川嘉彦(文)五十嵐大介(絵)学問の部屋です。 【月刊たくさんのふしぎ2019年11月号】です。 柳田國男の『遠野物語』で知られる岩手県遠野市で、今も馬と共に暮らす人々を取材した絵本です。 絵は漫画家の五十嵐大介さん。印象派の絵画のような筆致が魅力的です。...