学問の部屋です。
しつこいようですが、上のように書くとスイッチが入るので、毎回書かせてもらいます。
【こどものとも 2016年2月号】です。
このお話は、御伽草子の「酒呑童子」に基づいています。酒呑童子とは、大江山に棲むとされる鬼のボスこと。
けれどもこの絵本では、酒呑童子はなんとこんにゃくいも。
ある日、京のみやこのお屋敷に暮らすひのなひめがそのこんにゃくいもにさらわれてしまいます。
そこで、父親のしょうごいんかぶらの命により、京の野菜たちが鬼退治ならぬこんにゃくいも退治に立ち上がります。
そのメンバーというのが、たけのこ、まつたけ、かもなす、みずな、きんときにんじん、ほりかわごぼう。6種類の野菜の大活躍をお楽しみください。
もちろん、この野菜たちはみな京都弁を話します。
ただでさえこの絵本の作者、鶴田陽子さんは、真顔で、全力でふざけているのに、この京都弁でさらに笑いの発作に拍車がかかります。
文字のフォントも、わざと優美に見えるものを使って笑わせようとしてきます。
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