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執筆者の写真mayurransan

『おたすけこびと』なかがわちひろ(文)コヨセ・ジュンジ(絵)(徳間書店)


学問の部屋です。


とにかくアイデアが秀逸です。工事×ケーキづくり!


ある家で、女の人が誰かに電話をしている場面で始まります。


電話の相手は小人

おそらく、息子の誕生日ケーキづくりの手伝いを依頼したのでしょう。


こうして、たくさんの小人たちが重機やヘリコプターまで総動員して、いちごショートケーキ工事にとりかかります。


ケーキができていく様子がとてもくわしく描かれていきます。

細部が楽しいので、くりかえし読んでもそのつどいろいろな発見があります。


多くの子どもたちの心をつかむはずです。

読み聞かせする側も、かなり楽しめると思います。


じつは、家事の負担を一身に負っている「お母さん」という役割を作り出す日本社会へのやんわりとした批判になっていることにも気付かされます。



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