
学問の部屋です。
岸田衿子さんと中谷千代子さんのコンビによる、数多い共作のなかの1冊です。
なかでもとりわけ好きな1冊。
ライオンのジオジオを描いた絵本は他にもありますが、やっぱりそのシリーズの中でもベスト1だと思っています。
この絵本のジオジオは老いてほとんど目が見えません。
かつては百獣の王として、最強の捕食者であったのかもしれませんが、今はちがいます。
ジオジオはある日、鳥と出会います。鳥は、生んだたまごがぜんぶダメになったと不平を言います。ヒョウやヘビに食べられたりして。
そこでジオジオはあることを思いつきます。
おそらく生きてきて初めてのことなのかもしれません。自身の威光を他者のために活用しようと思い立つのです。
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