学問の部屋です。
「たくさんのふしぎ」シリーズ2019年7月号です。
同じ年の4月に、世界で初めて、というか人類で初、ブラックホールが撮影されたというニュースが届きました。
本書を読めばブラックホールについての基本的な知識がほぼ得られます。
また、たとえがわかりやすい。
例えば、強大な重力によって潰れてしまう前の星は、「窮屈な服」に喩えられています。
ブラックホールと関連して、重力波についても触れられています。
著者の嶺重慎さんは、ブラックホール天文学を研究している、大学の先生です。
ブラックホールについて知る何かいい本はないかと聞かれれば(そんな状況はなかなかありませんが)、大人子ども問わず、万人にこの本をおすすめしたいと思います。
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