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執筆者の写真mayurransan

月刊たくさんのふしぎ『デタラメ研究所』小波秀雄(文)コマツシンヤ(絵)


学問の部屋です。


【月刊たくさんのふしぎ 2018年8月号】です。


別の星から地球にやってきた「デタラメ調査団」の研究員アールくん


目的は、地球人がデタラメ(=予測できなさ)という概念をどれだけ理解しているか調査するため。


そして地球人の少年エヌくんといっしょに、偶然性、確率、ランダム性、カオスなど、予測できない未来について考えます。


とても考えさせられる絵本でした。

絵本と思ってバカにはできません。

多角的に、しかも楽しい事例をあげながら確率にアプローチしていて、中身は濃いです。


例えば、天気予報には逆にデタラメさを、つまりここでは乱数を活用しているということがわかって興奮しました。


何より面白かったのは、人間がいかにデタラメなものを作り出せないか、がわかったことです。それが本書で実証されます。


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