top of page

『はじめてであう すうがくの絵本』安野光雅(福音館書店)

  • 執筆者の写真: mayurransan
    mayurransan
  • 2023年4月23日
  • 読了時間: 1分

学問の部屋です。


安野光雅さんによる数学入門の手前の本。なぜか3巻だけ手元にあります。


安野さんはじつはたいへん数学にお詳しいのです。


「やわらかい数学」とでも名付けたくなります。

あの、見ればひとめでこの人の絵とわかる、繊細で絵は、眺めているだけでも楽しめるのですが、


じつはその背後に、拡大/縮小の概念や、トポロジー、ネットワーク理論、対称性、フラクタルなどの萌芽が隠されています。


巻末で面白いエピソードが紹介されていました。

徳川家康が、「内角の和が二直角である、うんぬん」の講義を受けたときに、「琵琶湖ほどもある三角形でも、そうなのか」と聞き返したそうです。


家康、たいへん鋭い指摘です。こうした素朴な疑問が、非ユークリッド幾何学のような新たな分野を切り開いていくのですね。

Comments


IMG-2011.jpg

ACCESS

 

三岐鉄道北勢線「蓮花寺」駅より徒歩3分(在良小学校より徒歩3分)

【古くて庭にはたくさんの木やお花が植えてあるのが目印です】

sakaibaramusic-school

  • Facebook Basic Black
  • Twitter
  • Black Google+ Icon
  • Instagram
bottom of page