学問の部屋です。
たまたま古本市で見つけた絵本をご紹介します。
とても愛らしい絵本。
この小さな本は、ウィーン生まれの作曲家、フランツ・シューベルトの生活の1コマを切り取っています。
こんなふうに。訳してみます。
「でも寒さで指がかじかんで、曲が書けなくなったとき、フランツ・シューベルトは立ちあがる。
手拍子したり、足ぶみしたり。
みすぼらしい上着のすそをひるがえらせ、おどって体をあたためる」
(なんとなく感じていたことですが、シューベルトはキャラクター化するのに最適な顔をしていると思います。)
本書には嬉しい付録がついています。
シューベルトが約150年前にウィーンの小さな部屋で書いた、12の「高雅なワルツ」のうち、6つを編曲した楽譜が載っています。
編曲は、メトロポリタン・オペラの指揮者Richard Woitach。
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