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執筆者の写真mayurransan

『みどりいろのたね』たかどのほうこ(作)・太田大八(絵)(福音館)


学問の部屋です。


お気に入りの絵本です。

たかどのほうこさん、太田大八さん、どちらもその名前を見かけるとつい手にとってしまいます。


まあちゃんのいるクラスでは、緑色の種を畑にまくことになりました。

先生がひとり5粒ずつ種を配ります。


そのとき先生が、まあちゃんの口の中になにかが入っているのに気がつきます。


それはまあちゃんがこっそりなめていた、メロン味のあめ玉でした。


口から出したあめ玉を、まあちゃんは種といっしょにうっかり土に埋めてしまいます。


ここで、視点は土の中に切り替わり、あめ玉と種たちの愉快なやりとりが始まります。太田大八さんのとぼけたような絵に、なんとも味わいがあります。


さて土の中のあめ玉の行方は? また、種たちはどんな姿に変身するでしょうか?

設定も風変わりなら、展開も風変わり。まったく先が読めません。でもみんなが小さな幸せを得るお話です。



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