学問の部屋です。
銀河系が誕生し、生命が生まれ、海から陸にあがり、類人猿、ついで人類が誕生し、現代に至るまでのいきさつを、バージニア・リー・バートンが「劇」の形式で描いています。
ぜんぶでプロローグ+5幕。
プロローグは、銀河系と太陽系、地球、月の誕生。
第一幕は古生代。
第二幕は中生代。
第三幕は新生代。
第四幕は現世。
第五幕は、このごろのひとびとの生活。
と続きます。
もともとアメリカ合衆国で出版された絵本なので、現世にいたっていきなり合衆国の話が唐突に出てくるのにはちょっと面食らいますが(私などはそれをかえって面白いと思いながら読みました)、情報がたくさん詰まっていていろいろと勉強になりました。
ちなみに、何か新しい分野の情報を得たいと思ったら、私はまず迷わず子ども向けの絵本を手に取ります。
大人向けの「〇〇の基本」と題された本は、基本と言いながらあまりに多くの情報が詰め込まれていることがしばしば。その点、子ども向けの本は、コンパクトに過不足なく情報がおさまっている本がたくさんあります。
そんなわけで、大人の方向けにも本書はおすすめです。
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