学問の部屋です。
1961年刊。
表紙に載っているライオンとトラと犬が、頭にいくつのりんごを乗せられるかで競い合います。
楽しみながら数え方を覚えられる絵本でもあります。10くらいまで数をかぞえられるようになった子に読みきかせると喜ぶかもしれません。
りんごをのせながらなわとびをしてみせたり、綱渡りをしてみせたり、ローラースケートをはいてみたりして自慢し合います。
そうこうするうちにしっちゃかめっちゃかの大騒動に発展していきます。
翻訳は詩人の田村隆一さん。詩もすばらしいですが、翻訳も達者。ミステリーや子ども向けの本を多く訳しています。
本作のたたみかけるようなリズミカルな文章のおかしみは、ロイ・マッキーの生き生きとした絵とぴったり合っています。わが子が幼かった頃、お気に入りの1冊でした。
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